ANAカードのアメックスブランド最高峰である「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード*」
※以下、ANA アメックスプレミアムカードと略します
今まではANAアメックスゴールドカードで利用実績を積んでインビテーションが届くのを待たなければ発行できませんでしたが、最近になってインビテーションなしに誰でも申込が出来るようになりました!
そこで今回はANA アメックスプレミアムカードがどのようなカードか「陸マイラー視点」で紹介します!
ANAプレミアムカードの種類と基礎スペック
ANA アメックスプレミアムカードは、ANAカードのプラチナカードなのですが、ANAプラチナカードはアメックスをはじめ4種類あります。
以下の4種類です。
- ANAアメリカン・エキスプレスプレミアムカード
- ANA Visaプラチナプレミアムカード
- ANA JCB カードプレミアム
- ANAダイナースプレミアムカード
※スマホの場合は表を左右にスクロールできます
年会費 (税抜) |
ANAマイル 還元率 |
ポイント 有効期限 |
入会搭乗 ボーナスマイル |
フライト ボーナスマイル |
電子マネー | |
---|---|---|---|---|---|---|
アメックス![]() |
15万円 | 1.0% | 無期限 | 10,000マイル | 50%プラス | 楽天Edy |
Visa![]() |
8万円 | 1.5%〜 | 4年間 | 10,000マイル | 50%プラス | 楽天Edy iD PiTaPa |
JCB![]() |
7万円 | 1.3%〜 | 5年間 | 10,000マイル | 50%プラス | 楽天Edy QUICPay PiTaPa |
ダイナース![]() |
15万5千円 | 2.0%〜 | 無期限 | 10,000マイル | 50%プラス | 楽天Edy |
どのカードもANAプラチナカードなので、スペックが同じ部分も多いですが、それぞれの国際ブランドごとに少しずつ特徴が異なります。
ポイント有効期限は無期限だが還元率1.0%
ANAアメックスプレミアムカードを利用して貯まるポイントの有効期限が無期限なので、ポイント失効が一切頭にちらつくことなくコツコツとためることができます。
同じANAプレミアムカードのVisaやJCBはポイントの有効期限があるので、その点は優れていますが、ポイント還元率が他の国際ブランドに比べて低いのが難点。
ポイント還元率1.0%はゴールドカードクラスなので、年会費が下手したら10倍するプレミアムカードと考えると少し残念ですよね。
実際にポイント還元率と、貯まるマイルの差を見てみます。
※スマホの場合は表をスクロールできます
還元率1.0% | 還元率1.5% | 還元率2.0% | |
---|---|---|---|
決済額:200万円 | 10,000マイル | 15,000マイル | 20,000マイル |
決済額:400万円 | 40,000マイル | 60,000マイル | 80,000マイル |
決済額:600万円 | 60,000マイル | 90,000マイル | 120,000マイル |
決済額:1,000万円 | 100,000マイル | 150,000マイル | 200,000マイル |
もしも1年間で600万円の決済があったとすると、還元率1.0%と2.0%では60,000マイルの差が生まれます。
これはビジネスクラスでハワイ往復分ほどに相当するので、ポイント還元率の1.0%の差は大きいことが伺えます。
コンシェルジュサービスが付帯している
24時間365日、いつでも対応してくれるコンシェルジェサービス「プレミアム・サービス・デスク」が付帯しています!
コンシェルジュはプラチナカード以上のステイタスカードの特権。
旅行の手配をはじめ、レストランの予約などを電話一本で依頼することが可能です。
また、一見さんお断りのお店の予約が出来たりもします!
空港ラウンジは国内線ANAラウンジに加えて世界1,200利用できる
ANAラウンジをはじめ、世界1,200箇所もの空港ラウンジを利用することができます。
出張や、個人旅行でも活躍します!
ANAラウンジ
ANAプレミアムカードなら、国内線に限りますがANAラウンジを本会員限定で利用することができます。
ANAラウンジは通常だとANA上級会員や、ビジネスクラス以上の搭乗券がないと利用できないVIPなラウンジです。
ところで、実はANAアメックスプレミアムなら国内線だけでなく、国際線のANAラウンジが利用でき、さらに家族会員も無料同伴可能です!
ANAラウンジについては、以下の記事でまとめているので、気になる場合にはぜひ参考にしてください。
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【ANAラウンジ完全ガイド】利用条件・設置空港同伴者・Suite lougeなどについて徹底網羅
ビジネスクラスなどの指定グレードを利用時もしくは、ANA上級会員でないと利用できない「ANAラウンジ」と「ANAスイートラウンジ」 ANAラウンジやANAスイートラウンジでは、フライトまでの時間をゆっ ...
続きを見る
世界1,200箇所の空港ラウンジ
ANAラウンジに加えて、世界中のカードラウンジを利用できます。
これは「プライオリティパス」という世界中の空港ラウンジを利用できる会員証みたいなカードを発行できます。
もしもプライオリティパスを正規のルートから申し込むと、最大で年間40,000円ほど必要ですが、カード特典として無料で付帯してます!
空港ラウンジにはwifiや電源などがあるので、フライトまでの待ち時間で仕事をする事も出来ます。
\国内の空港ラウンジ(成田)/
\海外の空港ラウンジ(タイ)/
\海外の空港ラウンジ(ドバイ)/
忙しいビジネスパーソンには嬉しいですね!
もちろん、プライベートの旅行でも活躍します。
高級ホテルの上級会員資格が無料付帯
ANAアメックスプレミアムを保有しているだけで、以下の2つの上級会員資格が付帯します。
- ゴールデンサークル ジェイド
- リーダーズクラブ
①ゴールデンサークル ジェイド
シャングリ・ラホテルの上級会員です。
通常だと1年間(1月~12月)に10回の滞在、もしくは20泊しないとなれません。
- ポイントの25%ボーナス
- 特別エリアでの優先チェックイン/チェックアウト
- チェックインの72時間前までの客室予約保証
- 事前登録による簡単チェックイン
- アーリーチェックインとレイトチェックアウト
- パーソナルサービス(ベッドや枕タイプなど)
- ウェルカムアメニティ
- カフェレストランでの朝食
- 同室者の宿泊と朝食
などが特典としてあります。
②リーダーズクラブ
帝国ホテルやパレスホテルの上級会員です。
通常、年会費150$(約17,000円)が無料になります。
- コンチネンタル朝食が2名まで無料
- 宿泊期間中、客室内インターネットが無料
- ワンランク上のお部屋へアップグレード
- 独自のウェルカムギフト
- アーリーチェックイン / レイトチェックアウト
などの特典があります。
クレジットカード最高峰と言っても過言ではない旅行保険
旅行保険では「傷害治療」や「疾病治療」の項目が大切なので要チェックです。
この2つはケガや病気の治療費を補償するものです。
死亡保険が高額でも「傷害治療」や「疾病治療」が低く設定されている場合もあるのですが、ANAアメックスプレミアムは文句ないほど充実しています。
海外旅行保険
補償内容(自動付帯) | 本会員・家族会員 | 家族特約対象者 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (5,000万円は利用付帯) |
最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
疾病治療費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 5,000万円 | 5,000万円 |
携行品損害 | 100万円 | 100万円 |
救援者費用 | 1,000万円 | 1,000万円 |
国内旅行保険
補償内容 | 本会員、家族会員 | 家族特約対象者 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | なし |
傷害入院 | 日額5,000円 (180日まで) |
なし |
手術 | 5〜20万円 | なし |
通院 | 日額2,000円 (90日まで) |
なし |
他のANAプレミアムカードなどとの比較
ここまでANAアメックスプレミアムカードを紹介しましたが、年会費が15万円なので後悔しないように、他のカードと比較したいと思います。
個人的な見解ですが、ANAアメックスプレミアムカードは、ANAプレミアムカードのなかではおすすめしづらいカードです。
還元率の高さを求めるならANAダイナースプレミアムがおすすめ
ANAアメックスプレミアムカードはポイント還元率が1.0%であり、他のプレミアムカードに劣ってしまいます(ダイナースだと2.0%です)
還元率と決済額で貯まるマイルの計算表をご覧ください。
※スマホの場合は表をスクロールできます
還元率1.0% | 還元率1.5% | 還元率2.0% | |
---|---|---|---|
決済額:200万円 | 10,000マイル | 15,000マイル | 20,000マイル |
決済額:400万円 | 40,000マイル | 60,000マイル | 80,000マイル |
決済額:600万円 | 60,000マイル | 90,000マイル | 120,000マイル |
決済額:1,000万円 | 100,000マイル | 150,000マイル | 200,000マイル |
プレミアムカードを発行する方は決済額が大きいと思うので、還元率1.0%の差は大きなマイル数の差につながります。
たとえば年間1,000万円決済すると、還元率1.0%の差で100,000マイルの差が生まれます。100,000マイルあると東京〜タイの往復をファーストクラスで搭乗できます。
コスパよくANAマイルを貯めるなら「ANAワイドゴールドカード」
ANAアメックスプレミアムカードはANAマイルを貯めるだけで発行する方は少ないと思いますが、とくに重要視している方も多いはず。
コンシェルジュがついたり、保険が充実してようと、還元率が悪いなら他のカードを検討したい、という場合は「ANAダイナースプレミアムカード」がおすすめです。
しかし、ANAダイナースプレミアムカードはインビテーション制ですぐに手に入れることは出来ません。
そんな時におすすめなのが「ANAワイドゴールドカード」です。
ANAワイドゴールドカードなら年会費を9,500円に抑えつつ、ANAマイル還元率を最大で1.648%にすることができます。
コンシェルジュや空港ラウンジが利用したい場合には「セゾンプラチナビジネスアメックスカード」を一緒に持てば、年会費を30,000円ほどに抑えてANAマイル還元率が高く特典充実という状況にできます。
詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ
以上、ANAアメックスプレミアムカードの解説でした。
ANAプレミアムカードは4種類あり、それぞれ特徴が若干異なるので、自分のライフスタイルに合うカードをチョイスしてください!
- とにかくANAマイル還元率を求める
>>ANAダイナースプレミアムカード - 世界中で利用しやすさを求める
>>ANA Visaプラチナプレミアムカード - 旅行保険や空港ラウンジの充実を求める
>>ANAアメックスプレミアムカード