eJALポイントについて調べているとすると、以下の4つの状況のうちのどれかだと思います。
- JALマイルとして使うよりも航空券をお得に発券できるから
- JALの上級会員になるための修行の費用を抑えたいから
- JALマイルの有効期限が近づいてしかたなく交換したから
- JALマイルで特典航空券が取れずに現金で航空券を購入しようとしたから
もしもJALマイルの有効期限が切れそうで交換した場合にも悲観的にならないでください。
実はJALマイルで航空券を発券するときのお得さを上回るお得さを実現できる場合もあります。
そもそもeJALポイントとは?
そもそもeJALポイントは、航空券やツアー購入代金の一部または全額の支払いに利用できるポイントです。
貯め方はJALマイルから交換するか、JALと提携している保険商品を契約するかのいずれかしかありません。
なので、おもにJALマイルから交換するパターンがほとんどでしょう。
eJALポイントが活躍する場面
eJALポイントは以下のような場面で活躍します。
- 航空券を獲得できる可能性を上げたいとき
- FLY ONポイントを貯めたいとき
- JALマイルよりもお得に航空券を取りたいとき
ひとつずつ説明します。
①航空券を獲得できる可能性を上げたいとき
人気路線や人気クラス、人気シーズンの特典航空券を取るのはまさに争奪戦。
JALはANAと比べると特典航空券と取りやすいと言われているものの、さすがに人気の路線は競争率が高くなってしまいます。
たとえばハワイなんかは代表的です。
いざ予約しよう!と思ってもすでに特典航空券で確保できる席は予約でいっぱい、なんてことはよくあること。
そんな時はマイルをeJALポイントに交換して、通常の航空券の購入をeJALポイントで行えば、航空券を発券できる可能性は高まります。
②FLY ONポイントを貯めたいとき
FLY ONポイントは上級会員になるためのポイントなので、JALの上級会員になりたい人にとって重要となるポイントです。
マイルを使って航空券を発券した場合にはFLY ONポイントを貯めることができないので、自費もしくはeJALポイントで航空券を購入する必要があります。
もしも全部自費でFLY ONポイントを貯めようとすると50万円以上の費用がかかりますが、一部でもeJALポイントでカバーすれば少ない費用でJGC修行ができます。
③JALマイルよりもお得に航空券を取りたいとき
マイルは特典航空券として使うと価値が1マイル=3円以上でありかなりお得!
という情報が多いため「マイルで特典航空券を発券する=最強」というイメージがあります。
しかし、実はeJALポイントを使ったほうがさらにお得になることもあるのです。
例えばオフシーズンの時などです。
東京〜那覇の往復はオフシーズンだと15,000マイルほど。もしも15,000マイルをeJALポイントに交換すると20,000ポイントになるため、東京〜那覇の往復が20,000円未満ならeJALポイントの方がお得になります。
※eJALポイントの使い方、の章でしっかり解説します

もしもお時間に余裕があれば、特典航空券を発券する前に、航空券の値段をチェックしてみてください。
eJALポイントの貯め方
eJALポイントの貯め方としては、以下のいずれかです。
- JALマイルから交換
- JALと提携している保険商品を契約
JALマイルから交換してeJALポイントを貯める
JALマイルは以下の交換レートでeJALポイントに交換できます。
- 5,000マイル
=5,000ポイント(5,000円相当) - 10,000マイル
=15,000ポイント(15,000円相当)
5,000マイル以上で、5,000マイル単位で交換できます。
2020年3月31日までJALカード会員の方なら「3,000マイル=3,000ポイント(3,000円相当)」から、3,000マイル単位で交換できるキャンペーンを実施しています。
保険商品を契約してeJALポイントを貯める
無理して保険に加入してeJALポイントを獲得することは推奨しませんが、もしも契約しようと思っていたという場合にはおすすめです。
保険商品には以下のようなものがあります。
- 海外旅行保険
- 自動車保険
- 火災保険
- 医療保険
- がん保険
- 生命保険
- ゴルファー保険
- 自転車向け保険
- ペット保険
それぞれで、さまざまな会社の商品がありますので一部紹介します。
▼海外旅行保険
▼自動車保険
ほかの商品も知りたい場合は公式サイトをご覧ください。
eJALポイントの使い道
eJALポイントの使い道は大きく3つあります。
- JAL国内線・国際線航空券の購入
- JALパックツアー(国内・海外)
- 燃油サーチャージ等の支払い
ひとつずつ説明します。
①eJALポイントの使い道①JAL国内線・国際線航空券の購入
まずは航空券です。
JALの公式サイト経由での予約に限り、eJALポイントを使って購入できます。
もしもeJALポイントが足らなかった場合でも差額分をクレジットカードなどで支払うことが可能なので、余すことなくeJALポイントを使うことができます。
②eJALポイントの使い道②JALパックツアー(国内・海外)
JALにはJALダイナミックパッケージという往復航空券+宿泊がセットになっており、レンタカーなどの豊富なオプションもつけられるツアーがあります。
そのツアーの支払いをeJALポイントですることが可能です。オリジナルの旅を作れるあたらしいツアーということで注目されているみたいです。
③eJALポイントの使い道③燃油サーチャージ等の支払い
海外に渡航する場合には、航空券にプラスして燃油サーチャージが必要です。
たとえば、北米やヨーロッパなどの場合だと30,000円ほどかかります。
マイルを使って特典航空券を発券した場合でも燃油サーチャージは必要となり、その分をeJALポイントで支払うことができます。
JALマイルよりもeJALポイントの方がお得??
航空券を発券するとき、JALマイルで直接に航空券を発券するよりも、eJALポイントに交換してから航空券を発券する場合の方がお得なときがあります。
東京〜沖縄で特典航空券とeJALポイントで比較
2019年2月24日現在で、2019年7月1日〜7月8日分のチケットを取ると仮定します。
JALマイルで特典航空券を発券した場合
今回の場合だとレギュラーシーズンなので、往復で15,000マイルです。
ちなみにマイルを使った特典航空券の場合は、座席がいっぱいになりやすいというデメリットもあります。
とくに一般的な休みとなると、特典航空券が発券できないなんてことが多発。
マイルを貯めても無意味じゃん!となってしまうこともあります。
eJALポイントで航空券を発券した場合
続いてeJALポイントを使って発券する場合です。
まず運賃を見てみます。
ご覧のとおり、往復で18,220円です。
18,220円分のeJALポイントを獲得するには、JALマイルが12,200マイルあればOKです。
※通常5,000マイルずつの交換なので切りよくない場合があります。2019年3月末までは3,000マイルずつ交換できます
結果|eJALポイントに軍配!
今回の場合だとeJALポイント経由で航空券を予約した方がお得です。
毎回このような結果になるわけではありませんが、eJALポイントも使い方次第では武器になります。
eJALポイントを有効活用してお得に、しかも確実に航空券を発券するのもおすすめです。
eJALポイントの注意点
さいごにeJALポイントのとくに知っておくべき注意点を2点、紹介します。
詳しく知りたい場合には公式サイトをご覧ください。
参考:eJALポイントお取り扱い詳細および注意事項(JAL公式サイト)
①eJALポイントは有効期限が1年
eJALポイントの有効期限は1年間です。
しかしeJALポイントが加算されるたびに有効期限は延長することができます。
1年に1回、JALマイルをeJALポイントに交換したりしてeJALポイントが加算される状態なら実質無期限と言えます。
②本人以外で使う場合には制限がある
JMB会員本人や会員の配偶者、会員の二親等以内の親族までしか利用することができません。
※国内・海外ツアーは「ツアーに申し込みの代表者(JMB会員)本人のみ」が利用可能です。
eJALポイントを使ってJALダイナミックパッケージツアーで旅をしよう!
ここまではeJALポイントの使い方についてお話ししましたが、「eJALポイントでJALダイナミックパッケージツアーを購入すると0円で旅行に行けちゃうよ!」 そんな内容をお伝えします。
JALにはJALダイナミックパッケージという往復航空券+宿泊がセットになっており、レンタカーなどの豊富なオプションもつけられるツアーがあります。
そのツアーの支払いをeJALポイントですることが可能です。
インターネット申込限定で出発前日まで申込可能なので、「忙しくて前もった旅行予定が立てれない!」そんな方にもぴったりな旅行ツアーです。
JALダイナミックパッケージツアーで旅行申込する流れは以下の通りです
- 行き先・日程・ホテルをあらかじめ決める(絞る)
- JALダイナミックパッケージで上記内容で検索する
- 希望の便・ホテルを選択しe JALポイントを使って予約決済をする
- フライトの座席指定をする(希望の場合)
- eチケット控えをプリントアウトし出発する
JALマイルからは以下の交換レートでeJALポイントに交換できます。
- 5,000マイル
=5,000ポイント(5,000円相当) - 10,000マイル
=15,000ポイント(15,000円相当)
5,000マイル以上で、5,000マイル単位で交換できます。
例えば…50,000マイルを保有しているとします。50,000マイルをeJALポイントに交換すると75,000ポイント(75,000円相当)のポイントになります。
画像の日程で家族(大人2名)大阪から沖縄へ2泊3日の旅行を計画しました。旅行支払い内訳は以下の通りです。
- 旅行代金総支払額 122,000円(2名分)
- 割引クーポン利用額(GoToトラベル)▲42,600円
- お支払い代金 79,600円
あなたのお財布から支払うべき代金は79,600円です。
ですが50,000マイル(75,000円相当)を保有していた場合、79,600円−75,000円=4,600円(大人2名)で、沖縄へいくことができます!
GoToトラベルキャンペーンの地域クーポンが18,000円分付与されるので、13,400円はお得にもらえます!
保有マイル数と支払代金とがイコールの場合、0円で旅行にいくことができるのがeJALポイントの最大のメリットです。
過去に私が子供と2人旅に出た際、 JALダイナミックパッケージ旅行代金は107,000円でした。
70,000マイル(105,000円相当)をe JALポイントへ交換し、以前にJALからキャンペーン当選で付与された2,000 e JALポイントを合わせて支払いに充当させたため0円で旅行に行くことができ、地域クーポン23,000円分を使って食事やお土産代に使うことができました。
この旅行の支払のために70,000マイルを消費しましたが、搭乗マイルと毎年初回搭乗ボーナスで8,000マイルほど付与があったので、実質には62,000マイルの消費になりました。
3連休の日程だったため航空券だけで2人で10万円ほど必要でしたが、 JALダイナミックパッケージで同じ条件で検索をしてホテルも予約した方がGo Toトラベル35%補助と15%地域クーポン補助が受けれるので、航空券購入よりも結果的にお得に安く旅行できました。
[ふきだし set="kochi"]マイルは使ってこそ意味がありますね!
[/st-kaiwa1]
国内線特典航空券で旅行をするよりほかにもメリットがあります。
- 搭乗マイルが付与される(特典航空券は搭乗マイルは付与されません)
- JALカード毎年初回搭乗マイルが付与される(特典航空券は搭乗マイルは付与されません)
- ホテル代も含まれるため旅費総額の出費が安くなることもある
- 旅行の予定が立てやすい(特典航空券は空席がなかったりする)
- 航空券・ホテルの予約が1回で終わるため検索時間の節約になる
ツアー代金をe JALポイントで充当するので、搭乗マイルとJALカード毎年初回搭乗マイル(1,000マイル〜)が付与される点はメリットであり、例の50,000マイルを使い切ってもまた家族2名分のマイルが付与されるので実質消費するマイル数は特典航空券必要マイル数と大差がない場合もあります。
[ふきだし set="kochi"]必ず特典航空券必要マイル数と比較することを忘れずに!
[/st-kaiwa1]
まとめ:eJALポイントはマイル以上にお得な使い道もある!
以上、eJALポイントの使い道の紹介でした。
この記事を読んでいるということは「JALマイルの期限切れ」が要因だと思います。
マイルとして利用できないためショックだったかもしれませんが、実はマイル以上にお得な使い道もあるので有効活用しましょう!
