この記事では20種類以上あるANAカードの中で当サイト人気No.1である「ANAアメックスカード」について紹介します。
メリット・デメリットから他のANAカードとの比較まで解説します。
ANAアメックスカードは、ANAカードの中で一般カードに該当しますが、マイル還元率1.0%なので効率的にANAマイルを効率的に貯めることができるカードです。
空港ラウンジや旅行保険など、旅行するのにあると嬉しい特典が充実しており、非常に万能であるのに年会費7,000円とコスパ抜群です。

ANAアメックスカードの基本スペック
基本スペック | ||
---|---|---|
年会費 | 基本 | 7,000円 |
割引 | なし | |
国際 ブランド | AMEX | |
マイル 還元率 |
基本 | 1.0% |
上限 | 1.0% | |
航空券 購入時 | 1.5% | |
ポイント 制度 |
有効期限 | 3年(ポイント移行コースへの登録で有効期限が無期限) |
サービス名 | メンバーシップ・リワード | |
交換可能 マイル |
ANAマイル |
|
電子 マネー | 楽天Edy | ◯ |
iD | × | |
QUICPay | ◯ | |
PASMO | × | |
Suica | × | |
WAON | × | |
ボーナス マイル |
カード継続 | 1,000マイル |
対象便 搭乗時 | +10% | |
空港 ラウンジ |
国内 | ◯ |
海外 | × | |
旅行 保険 |
国内 | 最大:2,000万円 |
海外 | 最大:3,000万円 | |
家族 カード |
発行可能 枚数 |
6枚 |
発行費用 /枚 | 無料 | |
年会費 /枚 | 2,500円 |
利用金額別の年間お得度 | |
---|---|
50万円利用の場合 | +7,300円 |
100万円利用の場合 | +22,300円 |
200万円利用の場合 | +52,300円 |
300万円利用の場合 | +82,300円 |
500万円利用の場合 | +142,300円 |
・ポイント有効期限なし
・ANA利用時に+αでマイル獲得可能
・国内主要空港ラウンジ
・マイル交換手数料あり(交換する年のみ)
入会特典 | 最大18,000マイル相当もらえます! |
---|
年会費は7,000円
ANAアメックスカードの年会費は7,000円です。
ノーマルカード(一般カード)としては高い印象を受けるかもしれません。
しかしカードスペックや特典を考えるとお世辞なしでコスパ抜群です。
※ANAアメックスカードを利用して貯めたメンバーシップ・リワードポイントは、ANAマイルに交換する過程で別途お金がかかるので、その点は注意が必要です。
ANAアメックスで貯めたポイントをANAマイルに交換するのに必須な「ポイント移行コース」
ANAアメックスで貯めたポイントはANAマイルに移行できますが、カード年会費に6,000円をプラスして「ポイント移行コース」に登録する必要があります。
- 移行レート:1,000ポイント=1,000マイル(1,000ポイント以上1,000ポイント単位)
- 移行ポイント数の上限:なし(1日の上限は999,000ポイントであり1日1回まで)
ポイントからマイルに移行する際の年間の上限はなく、ポイント移行コースに登録すればポイントの有効期限が無期限になるメリットもあります。
ポイント移行コースは3年に1度加入すればOKであり、毎年6,000円が必要なわけではありません。
ポイント移行コースが毎年必要ないのは、ANAアメックスカードで獲得したポイントの有効期限が3年間あるため、有効期限が切れる前にポイント移行コースに加入してポイントの有効期限を実質無期限にできるからです。
以下はANAアメックスカードの公式サイトに掲載されている説明図です。

出典:ANA公式サイト
ANAアメックスカード側も、毎年ポイント移行コースに加入することを推奨しているわけではないのがわかります。
しかし「毎年のようにANAマイルに交換したい!」と思ったらポイント移行コースへの加入が毎年必要です。
マイル還元率は1.0%
ANAアメックスは100円利用ごとにメンバーシップ・リワードポイントが1ポイント加算されます。
メンバーシップ・リワードポイントを1ポイント=1ANAマイルで交換*できるため、ANAアメックスのマイル還元率は1.0%です。
※ポイント移行コース加入時
マイルを貯めようと思ったら、マイル還元率1.0%以上が基準なので、ANAアメックスカードはマイルを貯めるのに適しているカードと言えます。
ANAマイルが+αでたまるお店がある
カードには特約店のように、優遇されるお店があります。
- ANAカードマイルプラス
- ANAマイレージモール
- ANAグルメマイル
ANAカードマイルプラスは、加盟店でANAアメックスカードを利用すると、カード利用時にもらえるポイントとは別に+αでANAマイルをもらうことができます。
ANAマイレージモールは、さまざまなネットショップを集約したようなサイトであり、ANAマイレージモールを経由して買い物することで+αでANAマイルをもらうことができます。
ANAグルメマイルは、ANAカードと提携しているレストランで食事をするときにANAアメックスカードを利用することで+αでANAマイルをもらうことができます。
ポイント制度について
ANAアメックスカードは、利用するごとにメンバーシップ・リワードというポイントが貯まります。
メンバーシップ・リワードポイントはANAマイルをはじめ、Tポイントや楽天ポイントなどに交換できます。
直接ANAマイルが貯まらないのは不便と感じるかもしれません。
ですが、直接貯まらないことによりマイルの有効期限を長くすることができるため、実は隠れたメリットです…!
ボーナスマイル
ANAアメックスカードはANAカードなので、ANAカードの特典としてのカード入会・継続や、ANA便搭乗でボーナスマイルをもらうことができます。
継続ボーナスマイル
対象カード | 入会時の ボーナスマイル |
毎年継続時の ボーナスマイル |
---|---|---|
ANAカード(一般) | 1,000マイル | 1,000マイル |
ANAゴールドカード | 2,000マイル | 2,000マイル |
ANAカードプレミアム | 10,000マイル | 10,000マイル |
ANAアメックスカードはANAカード(一般)なので、毎年継続するごとに1,000マイルもらえます。
フライトボーナスマイル
ANA便に乗るときには、フライトボーナスマイル(ANAマイル)をもらうことができます。
ANAアメックスカードを保有していることで10%上乗せして加算されますが、正直微々たるものです。
そもそもフライトマイル自体でマイルをたくさん貯めようというのが無理な話であり、東京〜那覇をエコノミークラスで50往復してようやくハワイ往復分のマイルが貯まるくらいです。
出張族の方や、かなり頻繁に旅行をする方は、10%でも非常に大きな違いになるので、ANAカードとしてのメリットの恩恵が大きくなります。
国内外30の空港ラウンジが利用できる
ANAアメックスを保有していることで、空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できます。

同行者1名無料になるのは稀なので、ANAアメックスの大きなメリットです。
空港に早めに到着しても、ラウンジでゆっくり軽食を食べたり、お酒を飲んだりしながら飛行機までの時間を過ごすことができます。
旅行保険
ANAアメックスカードの旅行保険は、他の一般カードと比較すると充実しています。
さらにANAアメックスカード所有者本人と生計を共にする配偶者や親族にも、最高で1,000万円の補償が付いているのが嬉しいポイントです。
海外旅行保険 | 死亡後遺障害 | 3,000万円 |
---|---|---|
傷害治療 | 100万円 | |
疾病治療 | 100万円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
賠償責任 | 3,000万円 | |
救援者費用 | 200万円 | |
航空機遅延保険 | なし | |
国内旅行保険 | 死亡後遺障害 | 2,000万円 |
入院保険金日額 | なし | |
通院保険金日額 | なし | |
手術保険金 | なし | |
航空機遅延保険 | なし | |
ショッピング保険 | 海外 | 200万円 |
国内 | 200万円 |
ANAアメックスの審査や申し込みハードルは?
ANAアメックスカードの公式サイトには「満20歳以上で定職のある方」とあります。
きちんと仕事やアルバイトをして収入があり、過去にカードの利用分返済などで遅延をしていなければ、発行できるでしょう。
中身はゴールドカード級ですが、あくまでANA一般カード扱いですからね…!
上位カードのANAアメックスゴールドカードとの比較
ANAアメックスがいくら魅力でも「他のクレジットカードはどうなんだろう?」と気になるかもしれません。
ANAアメックスの上級カードにあたるANAアメックスゴールドカードと比較してみます。
ANAアメックスゴールドの基本スペック
基本スペック | ||
---|---|---|
年会費 | 基本 | 31,000円 |
割引 | - | |
国際 ブランド | AMEX | |
マイル 還元率 |
基本 | 1.0% |
上限 | 1.0% | |
航空券 購入時 | 3.0% | |
ポイント 制度 |
有効期限 | なし |
サービス名 | メンバーシップ・リワード® | |
交換可能 マイル |
ANAマイル |
|
電子 マネー | 楽天Edy | ◯ |
iD | × | |
QUICPay | ○ | |
PASMO | × | |
Suica | × | |
WAON | × | |
ボーナス マイル |
カード継続 | 2,000マイル |
対象便 搭乗時 | +25% | |
空港 ラウンジ |
国内 | ◯ |
海外 | ◯(ホノルルのみ) | |
旅行 保険 |
国内 | 最大:5,000万円 |
海外 | 最大:10,000万円 | |
家族 カード |
発行可能 枚数 |
- |
発行費用 /枚 | 無料 | |
年会費 /枚 | 15,500円 |
利用金額別の年間お得度 | |
---|---|
50万円利用の場合 | -19,100円 |
100万円利用の場合 | -4,100円 |
200万円利用の場合 | +25,900円 |
300万円利用の場合 | +55,900円 |
500万円利用の場合 | +115,900円 |
爆発的にマイルがたまる入会キャンペーンが魅力的です。
ANAマイルを貯めやすいのはもちろん、付帯特典にも期待できます。
・ポイント有効期限なし
・ANA利用時に+αでマイル獲得可能
・国内主要空港ラウンジ
入会特典 | 最大50,000マイル相当もらえます! |
---|
ANAアメックスゴールドカードの年会費は31,000円です。
ゴールドカードの中で少し高い部類に入るカードですが、マイル還元率や利用できる空港ラウンジなどはANAアメックスカードと同じです。
年会費の違いはどんなところなのでしょうか?
違いを比較してみます。
ANAアメックスゴールドとANAアメックスの違いを比較
カード | ANAアメックスゴールド | ANAアメックス |
---|---|---|
年会費 | 31,000円 | 7,000円 |
入会ボーナス (最大) |
93,000ポイント | 63,500ポイント |
継続ボーナス | 2,000マイル | 1,000マイル |
フライトボーナス マイル |
25% | 10% |
ANAマイル 移行手数料 |
無料 | 6,000円 |
ANAカード マイルプラス* |
+1.0% | なし |
海外旅行保険 | 最高1億円 | 最高3,000万円 |
国内旅行保険 | 最高5,000万円 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 | 最高200万円 |
オンライン プロテクション |
あり | なし |
リターン プロテクション |
あり | なし |
キャンセル プロテクション |
あり | なし |
※ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードで支払うと、カード会社のポイントとは別に、さらに100円または200円(税込み)=1マイルが貯まるサービス
入会ボーナス
2021年1月現在、ANAアメックスゴールドとANAアメックスは入会キャンペーンを実施しており、ゴールドだと最大50,000マイル相当でノーマルで最大18,000マイル相当獲得できます。
50,000マイルはヨーロッパ往復分に相当し、近場のアジアならビジネスクラスで往復できるほどです。
それぞれで獲得できるポイントの差は約32,000マイル相当ですが、32,000マイルあれば韓国往復分の航空券と交換できます。
したがって、初年度に関しては、年会費の差を考えてもANAアメックスゴールドの方がお得になるでしょう。
ANAカードマイルプラス
ANAカードマイルプラスは、ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードで支払うと、カード会社のポイントとは別に、さらに100円または200円(税込み)=1マイルが貯まるサービスです。
たとえば「ANAの航空券を自費で購入するとき」を例にしてみます。
ANAアメックスゴールドの場合だと、ANAカードマイルプラスがあるのでANAの航空券購入時は還元率3.0%です。
ANAアメックスの場合だと2.0%です。
1マイル=3円の価値があるとすると、60万円以上ANAの航空券購入が損益分岐点になります。
もしも自費で航空券を買うことが多ければ、ANAアメックスゴールドの方がお得になる可能性が高いと言えます。
付帯保険
ANAアメックスゴールドカードとANAアメックスカードの付帯保険の違いは、以下の通りです。
※スマホの場合は表を左右にスクロールできます。
内容 | ANAアメックスゴールド | ANAアメックス | |
---|---|---|---|
海外旅行保険 | 死亡後遺障害 | 1億円 | 3,000万円 |
傷害治療 | 300万円 | 100万円 | |
疾病治療 | 300万円 | 100万円 | |
携行品損害 | 100万円 | 100万円 | |
賠償責任 | 4,000万円 | 3,00万円 | |
救援者費用 | 400万円 | 200万円 | |
航空機遅延保険 | なし | なし | |
国内旅行保険 | 死亡後遺障害 | 5,000万円 | 2,000万円 |
入院保険金日額 | なし | なし | |
通院保険金日額 | なし | なし | |
手術保険金 | なし | なし | |
航空機遅延保険 | なし | なし | |
ショッピング保険 | 海外 | 500万円 | 200万円 |
国内 | 500万円 | 200万円 |
旅行保険の中でも、とくに海外旅行保険の傷害治療と疾病治療が重要です。
これらの補償は治療を受けたり入院した時の補償なのですが、ANAアメックスの100万円だと心もとなさがありますが、ANAアメックスゴールドなら300万円なので、まだ安心度が違います。
プロテクション
ANAアメックスゴールドには、以下の3つのプロテクションが付帯します。
- オンラインプロテクション
ネットショッピングでカードを不正利用されたときの損害を全額補償するサービスです。不正利用されるようなことは滅多にないと思いますが、万が一のときに安心できます。 - リターンプロテクション
ANAアメックスゴールドを利用して購入した商品で、もしも返品したくなったときに購入日から90日以内の商品の購入額を払い戻してもらえるサービスです。 - キャンセルプロテクション
急に別の予定が入ってしまって行けなくなった旅行やコンサートのキャンセル費用などの損害を補償してもらえるサービスです。
これらはANAアメックスカードには無い特典です。
万が一のときの補償がより充実しているため、場合によってはかなりの金額を損するのを防ぐことができます。
ゴールドとノーマルの比較まとめ
ゴールドとノーマルの違いは主に「補償面」が大きいです。
基本のマイル還元率は一緒であり、他のANAマイルが獲得できる場面でも大差ありません。
お得にANAマイルを貯めるならノーマルカード(ANAアメックスカード)でも十分です。
しかし現在は入会キャンペーンにおいて、ゴールドは最大50,000マイル獲得できるチャンスがあります。
年会費を払える余裕があり、条件クリアできる自信があれば、ゴールドがおすすめです…!

また、ANA便を購入する機会も多くなる予定だったので、その点からもANAアメックスゴールドカードが最適でした!
ANAカード選びで迷っている場合には、以下の記事が参考になります。
まとめ:ANA アメックスカードでANAマイルを貯めよう!
ANAアメックスカードは、以下の点からおすすめできるクレジットカードです。
- ANAマイル還元率が1.0%と高還元率
- 旅行保険・空港ラウンジ特典などが充実
- 年会費7,000円とコスパ抜群
- 入会キャンペーンで18,000マイル獲得できる
当サイトでは、20種類以上あるANAカードの中で人気No.1です。
とくに現在は魅力的なキャンペーンも開催しているので、ぜひこの機会にANAアメックスを発行してみてはいかがでしょうか?
ANAアメックスカードが物足りない場合は、ANAアメックスゴールドカードを検討して見てください。
ANAマイルを効率的に貯められたり、付帯保険が充実しているのはもちろん、キャンペーンを活用することで最大50,000マイルもらえるのは魅力的すぎます…!
一発でヨーロッパにビジネスクラスで行けてしまうほどのマイルをもらえる機会なんてほぼありません。
もし発行しようか考えていたなら、是非この機会を生かしてください。
ANAマイル向けカードで当サイト人気No.1です。
クレジットカード決済だけではなく、飛行機利用時にも効率的にANAマイルが貯まります。